Raizo's Blog

陰謀論からみた叛逆者たちの物語 〜その末路と隠された真実〜

「エリナー・リグビー」の真実【その2】(John Lennon 08)

「エリナー・リグビー」の真実【その1】からの続き

 

 一般的な解釈では、エリナーは若くない独身女性となっている。ただ、それを裏付ける表現は一切ない。

 

 名前以外は、行為についての描写しかなく、「彼女 "She"」は若い女性と解釈することも可能だ。

 "She" はとても若い女性や小さな女の子にも使われる。

 

 冒頭の結婚式のライスシャワーの後で、地面に落ちたお米を拾い集めている女性。

 この姿に相応しいのは、ほんとうに若くない女性なのだろうか?

 

 小さな女の子の姿を浮かべる方が、筆者にはしっくりくる。

 

 彼女がお米を拾っているのは、結婚式は続いている途中なのだ。"Wedding has been" は現在完了系で 過去形でない。

 

 まだ、結婚式が続いているか、あるいは終わりかけている協会の入り口近辺。出席者が辺りにいて、それぞれ言葉を交わしあっている。

 

 そんな中で、いつも窓辺にやってくる小鳥にあげようと、女の子が米粒を拾っている。

 そんな風景を思い浮かべる。

 そんな彼女が、夜になるとマスクをかぶった男性が待つ部屋をノックする。

 

 「エリナー・リグビー」は教会を舞台とするそういう恐ろしい歌なのではないか?

 

 ジョン・レノンは、教会の中で起きている隠された真実をこの曲の歌詞にこめた。

 支配者等それに付き従う特権階級の人たちが、絶対に知られたくない秘密。その天才的な詩作能力で、一見そのことを歌っているとはわからない形で、ジョン・レノンはこの作品を仕上げた。

 

「エリナー・リグビー」の真実【その3】に続く

 

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